餃子を食べながら宇都宮駅付近を散策

餃子ばかりではない宇都宮駅周辺の魅力

宇都宮と言えば餃子の街であることは確かである。
しかしそればかりが宇都宮市の魅力ではないのだ。
確かに派手なものではないかもしれないが、歴史を感じることのできる素晴らしい観光地が市街地の中にだけでも確かにある。

そのような場所をめぐりながらの散策で宇都宮の街と歴史を更に知ることができるだろう。
その宇都宮駅周辺の見ておきたい観光地について少し紹介する。

市街の中に歴史を感じる宇都宮城址公園

歴史情緒あふれる風景が楽しめるのは宇都宮城址公園だ。
その歴史は古く、平安時代にまでさかのぼるとされている。
宇都宮城は戊辰戦争で焼かれることになったが、再建されて当時の櫓は街も施設のひとつとして現代に存在している。

宇都宮市民にも頻繁に利用される街のいこいの広場ともいえそうだ。
清明台と富士見櫓櫓の中に入れば、宇都宮も街を一望できて、宇都宮観光を始めるにはうってつけの名所だ。
また宇都宮城の掘も一部分が再建されているから、散策しながら宇都宮市の歴史を十分に感じることができる。

宇都宮市のシンボル天然記念物の大いちょう

宇都宮城址公園の向かいにはりっぱな宇都宮市役所がある。
そこから少しいちょう通りを歩いた市街地で目の当たりにするのは大いちょうの大木だ。
この大いちょうは樹齢400年で高さは33mもある。

なかなか市街地でこれほどの大木をお目にかかることはないだろう。
街中に400年あり続ける大いちょうは宇都宮市の風景のひとつでありながら、その存在をじっくり眺めれば歴史に思いをはせることもできるだろう。
この大いちょうの大木も当たり前の風景の中の見ておきたい観光名所であるといえる。

石造建築が目を見張るカトリック松が峰教会

市役所から大いちょう、そこから更に3分も歩くと登録有形文化財に指定されている石造りのカトリック松が峰教会に到着する。
昭和初期にスイス人の建築家によって設計されたこの教会は全て宇都宮市西部で採掘できる大谷石によって造られている。
その聖堂内もアーチ状になっている天井や大谷石の祭壇が厳かに美しい。

また1244本ものパイプからなる大きいパイプオルガンも優雅で、これを目当てに結婚式場としても活用されている。
そのパイプオルガンも含めて宇都宮市街の散策をするのなら是非立ち寄っておきたい観光地のひとつだ。

宇都宮市民に人気の長いオリオン通り商店街

松が峰教会からまた少し歩けば、全長280mのオリオン商店街に出る。
飲食店をはじめとした多種の商店が軒を連ねるこの商店街はその石畳から看板まで真っすぐという特徴が面白い。

まっすぐであるため280m先までその整然とそろった看板や垂れ幕を見ることができるのだ。
ありそうでない景観も宇都宮市街地の観光名所のひとつといえそうだ。