大正浪漫の雰囲気が漂う温泉地である「伊香保温泉」

草津と並ぶ群馬県を代表する温泉「伊香保温泉」

群馬、渋川市にある伊香保温泉は、草津と並ぶ名湯とされ上毛かるたで「伊香保温泉日本の名湯」と歌われるくらいに歴史ある温泉だ。
伊香保を代表する名所ともいえる伊香保石段は365段あり、温泉街のシンボルとされる。
この石段がある界隈は石段街と呼ばれ、この石段の下に黄金の湯源泉が流れており、この周囲の旅館などには小間口という引湯口から分湯されているのだ。
石段を登りきると伊香保神社が見えてくる。

石段を登り源泉までの遊歩道には飲泉所があり、ここで湯を飲む人も多い。
源泉近くに行くと伊香保露天風呂があり、その途中にも共同浴場があり、まさしく湯の街という雰囲気だ。
大正ロマンを感じる伊香保の街を歩くと、違う時代にタイムスリップしたようなイメージがあり、下駄をカラコロ均しながら温泉客が浴衣でそぞろ歩きしているのも、この街ならではの風景である。

大正ロマンいっぱいの街並み、途中遊技場によっていこう

若い世代の方々にも体験してほしい、昔ながらの遊技場があるのも伊香保温泉の魅力だ。
レトロな遊びを楽しめる時間は、ゲーム世代といわれる若い世代にとって新鮮に映ると思う。
石段の両側にあるお土産のお店や、遊戯場は浴衣を着た観光客が本当によく似合うのだ。
途中には伊香保名物湯の花饅頭なども売られているので、食べ歩きをしながら情緒ある階段上りを楽しんでもいいだろう。

鳥居

しばらく歩くといよいよ伊香保神社の境内が見えてくるが、鳥居のある所までがまた結構な階段、せっかくここまで来たのだから健康の神様が祭られているという伊香保神社まで上がり、健康祈願をしていこう。
お参りを済ませたら、おいしいお酒をゴクリ、お土産には可愛い下駄なども売られているのでお店をのぞいたり、足湯に入るなど観光気分を存分に味わってほしい。

伊香保温泉の効能は?

黄金の湯と白銀の湯があり、黄金の湯は鉄分が含まれているため、空気に触れることで茶褐色となる。
こちらの湯は神経痛、筋肉痛、うちみ、五十肩、慢性消化器病、冷え性、やけどなど様々な効能があるとされている湯だ。

白銀の湯はメタけい酸単純泉と呼ばれる無色透明無味無臭の湯で、湯あたりなどを起こしにくい湯なので高齢の方、病後の方にもお勧めできる。
病気の回復期や健康増進などにいいので、親御さんを連れていくならこの湯は最適だ。
古くから湯治に利用されてきた伊香保温泉は、病気後の療養にもよく利用されており、古くから変わらない湯がある。
親孝行に伊香保温泉への旅行を考える人も多いそうだ。

パワースポット巡りを楽しむ若者も多い

近頃伊香保温泉には若い世代を多く見かけるようになっている。
子だからの神様といわれ古くから信仰が深い伊香保神社にも若い夫婦、カップルが訪れているが、実はこの伊香保神社に上がる石段にも人気の秘密があるようだ。
石段を上まで登りきると金運がアップするといわれているそうで、パワースポットとして注目されている。

水沢観音も幻想的な空間があり、その荘厳な作りは有名だ。
静かな空気が流れている敷地内は確かにパワーを頂けそうだが、こちらにある六角堂が回転するようになっている地蔵尊を「左」に3回回し祈願すると運が開けるといわれている。

伊香保は車で行くなら関越自動車道渋川伊香保ICから20分程度、東京から高速バスを利用するならJR新宿駅から出ている上州湯めぐり号、東京駅八重洲通りから出ている四万温泉号が便利、2時間30分程度で伊香保に到着だ。
電車で行くなら上越線渋川駅まで行き、そこから関越交通バスに乗って20分程度でとかyくする。