袋田の滝周辺のランチを紹介
日本三大名瀑のひとつに数えられている、奥久慈の袋田の滝。
長さ276mの長いトンネルを抜けると、滝の正面に抜ける。
春は爽やかな新緑に囲まれ穏やかに流れ、夏は抜けるような夏空の中にダイナミックな水しぶきをあげ、秋は紅葉のパッチワークに彩られ、冬は迫力ある氷瀑を…と、四季折々違った表情を魅せる。
これがたまらない。
滝から発生するマイナスイオンを浴びながら景色を堪能したら、当然お腹がすいてくる。
せっかく遠くまで足を延ばしたのだから、ランチを食べていかない手はないというものだ。
袋田の滝周辺でランチが食べられる店の中からおすすめしたい3件をあげてみよう。
けんちん蕎麦発祥の老舗「昔屋」
朝晩の寒暖差が激しい茨城は、江戸時代から続く蕎麦の名産地だ。
根菜類がたっぷり入った味噌仕立てのけんちん汁に手打ち蕎麦を入れて食べる「けんちん蕎麦」は、茨城の名物。
袋田の滝の麓にある「昔屋」は、けんちん蕎麦発祥の店として有名である。
この店のけんちん汁は里芋、ごぼう、大根など根菜類に、これまた茨城名物の蒟蒻、油揚げ、豆腐など具沢山で、細めの手打ち蕎麦がよく絡む。
築後200年の古民家を移送したという店構えもノスタルジーがあり良い雰囲気だ。
歩き疲れた体に染み渡る1杯を楽しめる店である。
名物・奥久慈しゃもが味わえる「弥満喜(やまき)」
袋田の滝がある大子町は、奥久慈しゃもの産地としても有名である。
自然の中でのびのび育てられた奥久慈しゃもは、肉質が締まっていて味わい深い。
袋田の滝から車で約10分のところに位置する「弥満喜」は、週末ともなると行列ができる有名店だ。
冷凍肉は使わず、新鮮さにこだわっている。
この店を訪れたら、まず食べて欲しいのが「奥久慈しゃも丼『極み』」だ。
胸肉、もも肉などはもちろん、レバーやハツ、砂肝など様々な部位が入っている親子丼だ。
しゃもの肉と卵のみで作られた丼は、親子丼の概念を覆すほどのうまさである。
高速からは少し距離があるが十分に行く価値がある。
地元食材を使ったナポリピッツァの店「Pizzeria KOZO(ピッツェリア コゾー)」
この店のピザ、いやピッツァは非常にユニークな食材を使っている。
同じ敷地内にある湯葉の専門店・ゆば壱で作られた生湯葉、地元大子産のわさび醤油漬けなど、およそビザのトッピングとは思えない食材を使っているのである。
しかし、このわさびの醤油漬けが非常にうまく、チーズとの組み合わせが絶妙なのである。
生湯葉もまた良い、モッツァレラチーズと相まってなんとまろやかなことか。
奥久慈しゃも、常盤牛、自家製栽培の青唐辛子など茨城の自然の恵みを存分に堪能できる。
自家製ソーセージも美味なので、ぜひ試してみてほしい。