鎌倉時代から今に伝わる眼の温泉 貝掛温泉
貝掛温泉は奥湯沢にある一軒宿の秘湯、静かな山間に川に囲まれた場所にあり、これぞ秘湯といえる温泉場として知られている。
眼に効能が期待できる珍しい温泉場として、温泉ファンとしては一度行っておくべき湯といえるだろう。
1488年、京都の僧が記したところによると岩の割れ目から湧き出る温泉は道行く人が教えてくれなかったら通り過ぎただろうと記しており、その当時からこの「眼の温泉」貝掛温泉が湧き出ていたと伝えられている。
戦国時代には上杉謙信が関東攻略で傷ついた将兵の傷をいやすため、貝掛につかられたという言い伝えも残っているのだ。
この歴史ある温泉は、1934年の大洪水で一度は廃業となり、幾度もの洪水で何度も旧地位に陥ったが貝掛橋とダムが完成したことや上越新幹線開通と関越自動車道開通によって、都心に近い秘湯として現在もその効能豊とされる湯を体験できる。
江戸時代から日本に3つしかない眼の温泉として知られていた貝掛温泉は現代、風情ある秘湯として温泉ファンのひそかな人気湯だ。
貝掛温泉の清流と木々に抱かれた風情ある露天風呂
男女別に露天風呂に入ることができるが、いずれも清流の音、木々の美しさの中入ることができる。
大自然の中で温かな湯に入ると、自然と一体になったような感覚に陥り心から癒される感覚があるのだ。
夜になると露天風呂に提灯がともり、一気に幻想的なイメージとなり、晴れていると夜空には満天の星、ちっぽけなことで悩んでいるのがばかばかしくなる。
この貝掛温泉は、山と川に囲まれた静寂さが素敵な温泉なので、大人の宿としてお子さんの利用はできない。
お子さんをどうしても連れていきたいという場合は、一度大人だけで利用し、その後、お子さんを連れて行っても静かにできるというご両親等の判断があれば受けてくれることもあるようだ。
プランは色々、リーズナブルに利用できるプランもある
貝掛温泉に日帰りで行くなら、日帰りお座敷プランがおすすめだ。
浴衣、タオル、バスタオルが付き、お昼も松花堂弁当を用意してくれるプランがある。
新潟は上越新幹線があるので東京から日帰りも可能なので、ちょっと贅沢に日帰り温泉もいい。
春夏秋限定となるが、金曜日の夜に入館し二泊三日で貝掛温泉で湯治するというプランも人気だ。
宿指定の新幹線に乗れば、タクシーでドアツードア、貝掛温泉にさくっと到着する。
指定時間の新幹線に乗ることができるお客様限定というプランもなかなか面白い。
この他にも還暦や米寿の祝い、夫婦の結婚記念日などのお祝事宿泊プランやゴルフプラン、冬場のスキー・スノボープランなどがある。
記念日プランでは追加料金を払うことでケーキも用意してくれるので、記念日に利用する方は覚えておくといいだろう。