洞爺湖の絶景を望める「洞爺湖温泉」

洞爺湖温泉の特徴

支笏洞爺国立公園にあるのが洞爺湖だ。
火山の噴火により現在の洞爺湖が生まれたのである。
水深180メートルの湖で、美しい景色は訪れる人を魅了してやまない。

洞爺湖に湧くのが洞爺湖温泉郷だ。
洞爺湖温泉は100年の歴史があり、300万人を超える人が訪れる日本屈指の温泉地である。
1910年に四十三山(明治新山)の噴火により湧出した温泉で、大正時代になると温泉街が形成されるようになり、鉄道の開業に伴い洞爺湖温泉は発展し、現在の洞爺湖温泉として人気を得るようになったのだ。

戦後洞爺湖温泉一帯は支笏洞爺国立公園に指定され、北海道の国立公園では最も訪れる人の多い国立公園だ。
大自然の中で温泉が楽しめるということもあり、リピーターが多く、外国からの観光客も多く訪れる温泉地でもある。
洞爺湖サミットが開催されたことで、世界的に有名になったのも記憶に新しい。
洞爺湖温泉には手湯や足湯が整備されているため、温泉街のあちこちで温泉に触れることができるのもこの温泉の魅力と言えるだろう。

洞爺湖温泉の見どころといえば、花火大会だ。
温泉に浸かり洞爺湖上に打ち上げられる花火が眺められるということもあって、花火大会の期間中は大変な賑わいを見せる。
花火の時期に合わせて洞爺湖温泉を楽しむという旅程を組むのも、大いにアリだと言えるだろう。

洞爺湖温泉の温泉効能

洞爺湖温泉はナトリウム塩化物泉と呼ばれる泉質だ。
ナトリウム泉の特徴は体の芯から温まることで、湯上がりもさっぱりとした感じでいつまでも体がポカポカする。
冬場はゆっくりと湯に浸かり、温泉情緒を楽しみたいものである。

20年ほど前に洞爺湖温泉の近くにある有珠山が噴火したが、火山の噴火に伴い、泉質が変わったという声もある。
悪い意味ではなく、良い意味で泉質が変わったようで、効能が高まったということなのだ。
そのおかげもあるのか、自律神経を整える効能があるとされていて、現代人が抱えやすいうつ病などの改善も期待されている。

洞爺湖温泉の魅力

洞爺湖温泉の魅力は、美しい洞爺湖と羊蹄山だろう。
洞爺湖は日中に青く輝く湖面が美しく、夕日が洞爺湖の湖面に映ると幻想的な光景が一面に広がりを見せる。
羊蹄山の登山やトレッキングで疲れた体を洞爺湖温泉で癒やすというのも、これがまた気持ちが良いものなのだ。

冬季はウインタースポーツを楽しみつつ、夜は洞爺湖温泉で体を温めるというのも洞爺湖温泉の楽しみ方である。
温泉宿が充実していることもあり、それぞれの宿ごとに違った温泉施設を楽しむというのも良いだろう。
洞爺湖周辺は酪農が盛んで、新鮮な肉や牛乳がいただける。
バーベキューと温泉をセットで楽しめるのも洞爺湖温泉の魅力の一つと言えるだろう。