由緒正しき歴史ある鬼怒川温泉を楽しむ
鬼怒川温泉は江戸時代に発見された歴史ある温泉場で、社員旅行などでもよく利用される知名度の高い温泉場である。
発見されてからしばらくは日光詣でを行う僧侶、大名などの位の高い人達以外、入ることが許されなかったという歴史を持っている。
鬼怒川温泉に行くと、渓流に沿ってずらりと温泉旅館、ホテルが立ち並び、温泉場に来たぞとワクワクするような気持ちになるのだ。
この温泉場の泉質はアルカリ性単純温泉というもので、神経痛、疲労回復、健康増進などに効果があるとされ、また五十肩にも効果ありといわれているため、そろそろ体のあちこちに傷みが出始めた自分くらいの年齢にも積極的に利用してほしい温泉場だと思う。
東京からであれば首都高から川口JCT、東北自動車道、宇都宮ICをへて今市ICを通り鬼怒川温泉まで2時間50分程度、電車で行くなら東部浅草線の特急スペーシアで2時間程度で到着だ。
箱根、熱海と並び東京の奥座敷と呼ばれた鬼怒川温泉
箱根、熱海といえばいわずと知れた有名な温泉場だが、鬼怒川温泉はこの2つの温泉エリアに並び東京の奥座敷と呼ばれた歴史を持っている。
今も200万人以上という観光客が訪れる観光地であり、古くから旅館やホテルが立ち並ぶエリアだ。
立ち寄り風呂も多く、鬼怒川公園内には町営の鬼怒川公園岩風呂という立ち寄り湯がある。
このほか、ホテルや旅館でも通常、入浴のみ利用できるため、あちこちの湯に入りたい人にとって、この鬼怒川も外せない良質な温泉スポットとなるはずだ。
鬼怒川温泉は若い時から通っているが、初めて行くなら鬼怒川温泉ロープウェイを楽しんだり、ライン下りを楽しむのもいい。
それにいくつかのテーマパークがあり、スキーにゴルフ等スポーツを楽しめる要素もあるので、家族連れ、カップルなどにもおすすめできる。
傷は川治(川治温泉)、やけどは滝(現在の鬼怒川のこと)と古くから親しまれてきたこともあり、やけどにも効能があるといわれており、皮膚のトラブルを抱えている方も多く訪れているようだ。
秋になると景色も美しいので、紅葉を眺めながらゆったり温泉につかるのもいいだろう。
紅葉の季節に温泉と共に楽しんでほしい美しいつり橋と紅葉
鬼怒川温泉の南部と楯石を結ぶ釣り倍を鬼怒楯石大吊橋というが、この大吊橋の景色は実に美しく壮大で、圧倒される景色なので温泉とともに楽しんでほしい。
緑深きときに行くのもいいが紅葉の季節に行くと、吊橋の周囲が見事オレンジに染まり、その景色は圧巻そのものなのだ。
高所恐怖症の人にはきついが、すっと真っ直ぐに伸びた緑を邪魔しないカラーの吊橋と、壮大な自然は心に深く残る景色になる。
鬼怒川温泉にはこうした美しい景色を楽しめるところも多いので、景観も見てほしい。