湯治場として歴史のある「箱根温泉」

湯治場を選ぶなら箱根温泉は外せない

箱根といえば年間20000人からの観光客でにぎわう湯治場のひとつだ。
現在では箱根20温泉としてその名を知らしめているが、1200年前の奈良時代に開湯されて箱根7温泉としてその歴史が始っているというから驚きだ。
その当時に編集された温泉番付である「諸国温泉効能艦」では7つの温泉がすべて療養に効果があると記録されるほどである。

これは箱根温泉が日本で長きにわたり湯治場として不動の人気を誇っている証明だろう。
そして街道が整備された江戸時代には観光地として認知度を上げることになったという歴史があるのだ。

箱根温泉の泉質とその効能

箱根一帯は遥か40万年前からの火山活動により複雑な地形となっている。
その特徴が様々な泉質の温泉をこの地に湧かせている大きな理由のようである。

殺菌力のある酸性泉や角質層を軟化させて肌を柔らかくきれいにするアルカリ単純泉、そして高血圧から糖尿病や切り傷にまで効果のある硫黄泉をはじめ20種類の泉質と効能を体験できるのが箱根温泉なのだ。
7色の温泉掲示プレートの活用で泉質や効能の把握が簡単になっているから、必要な効能の温泉を選んで楽しむことができるのである。

箱根温泉周辺の観光地も魅力的

箱根温泉の魅力とは温泉ばかりではなく、周辺の5つの観光エリアを含むものである。
最もその名称を聞く箱根湯本は多くの温泉宿と商店でにぎわう箱根の東側の玄関口だ。

多種多様な温泉宿はもちろん、箱根お土産銀座ではお土産を探す観光客でにぎわう。
名物の温泉まんじゅうはここで探すのが簡単だろう。
宮ノ下エリアに足をのばせば明治時代にリゾート地として発展したことからおしゃれな商店がならんでいる。

彫刻の森美術館もこのエリアにあることから幅広い年齢層から人気のあるエリアだ。
箱根観光の中心地である強羅エリアではケーブルカーによる落ち着いた散策ができてやはりご年配までの多くの年齢層から好魔れているのがわかる。

富士山を見に仙石原エリアに向かえば美術館もあり箱根周辺エリアの中の高原リゾートという位置づけだ。
また芦ノ湖エリアは湖を利用したレジャーや遊覧船により自然を満喫するには最適なエリアである。
温泉はもちろん周辺の観光地がこのように充実しているから、湯治場としてばかりではなく箱根温泉が人気なのだろう。

箱根温泉と周辺の宿泊施設の特徴

箱根温泉一帯には多くの宿泊施設が立ち並び、観光客の旅の疲れを癒してくれる。
箱根湯本は都心からのアクセスもいいことから周辺エリアの中でも最も多い宿数を誇るようだ。
また他のエリアの宿泊施設もその立地を生かした個性で観光客に最高の体験を提供している。

どの宿も国内外からの観光客に美しい旬の食事と温泉情緒を提供しているから、ここでしか味わうことのできない時間を満喫することができるのだ。