古き良き日本の温泉街が楽しめる「城崎温泉」

ザ・日本の温泉街「城崎温泉」で情緒を楽しむ

城崎温泉は言わずと知れた歴史ある温泉場、平安時代からその存在が知られていたというから驚きだ。
実に1300年という歴史を持つこの温泉場は、兵庫県を代表する温泉であり、名湯、名旅館があることでも知られている。

城崎温泉の湯は集中配湯管理施設という1972年に作られた施設に集められ、そこで57度にしてから町内の外湯、旅館に送られるというシステムを持っている。
どの湯に入っても一定の質と湯音を楽しめるというわけだ。

城崎温泉と聞けば温泉好きにとって「外湯めぐり」がぱっと思い浮かぶ。
古き時代から城崎温泉では外湯めぐりがあり、ここに暮らす人たちは「宿は客間 道は廊下」つまり町全体が旅館のようなものだという心で、客をもてなしてきたという歴史がある。
この地に来ると湯も気持ちいいが、人の対応が気持ちいいと感じるのはこうした歴史があるからだろう。

現代数寄屋造りのお宿で四季を楽しむ「きのさきの宿 緑風閣」

緑風閣は特に女性人気の高い宿、華やかな浴衣の貸し出しもあり温泉気分をぐっと盛り上げてくれる。
宿の湯はサウナ付きの大浴場もあり、浴場は竹が敷き詰められ湯上りの足も気持ちがいい。
貸切風呂も大浴場ももちろん源泉かけ流し、湯は肌に気持ちがよくすっきり入ることができるだろう。

建物は現代風の数寄屋造り、趣たっぷりの宿では打ち水をして涼やかに迎えてくれる。
はっとするのはお香の香り、こうした演出に女性はきっと喜ぶはず。
館内の至るところに季節を感じられる花々が置かれ、そこかしこでおもてなしを受けているような気分になるのだ。

1日5組限定の宿 隠れ家で楽しむ極上の時間「湯宿 山よし」

城崎温泉の駅から歩いて10分ほど、送迎も利用できるがここは温泉街の景色を歩いて楽しもう。
湯宿山よしは、1日5組限定、丁寧に繊細にもてなしをしてくれる宿として高い人気を誇っている。

客室はいずれも和室ベース、その中に洋がちらほら、実に絶妙なバランスで利用されているのが心地いい。
完全に和のイメージの部屋は、洋室に慣れてしまった現代人にとってちょっと緊張するものだが、ここはいい具合に洋が入っているので非常に気持ちよく過ごすことができる。
明るすぎない照明も窓から見える美しい景色も計算されているのだろう。

またこの旅館の目玉ともいえるのが、夕食に高級魚「ノドグロ」を堪能できるという点だ。
ノドグロは都市部で食べたくでも手が出ないくらいに高い、それに数も少ないのか、メニューに載ってこない店も多い。
この旅館は水産加工会社を経営しているほか、料亭までやっているため、独自のルートで新鮮なノドグロなどが手に入るとか。
もちろん城崎名物のカニも、松葉ガニのワンランク上、柴山カニを堪能できる。

城崎温泉はこの他にも有名な高級旅館や、リーズナブルに宿泊できるホテルなどがあるので、若い世代にも堪能してほしい。
趣ある旅館でたまには心からゆったりした時間を過ごすのもいいものだ。

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