石狩はちゃんちゃん焼きの一大グルメスポット
農林水産省の郷土料理百選にも選ばれたのが、石狩名物ちゃんちゃん焼きだ。
ちゃんちゃん焼きなら食べたことがあるという人もいるかもしれないが、ちゃんちゃん焼きは北海道の3大郷土料理にも選ばれているほど有名な北海道グルメなのだ。
石狩には他にも石狩鍋やジンギスカンがあるのだが、実はこの二つも石狩が発祥で、つまり石狩は北海道のグルメの中心地とも言えるのである。
石狩市内にはちゃんちゃん焼きの名店が複数あり、石狩を訪れたなら、ぜひ足を運んでほしいものである。
ちゃんちゃん焼きの名前の由来はいくつかの説があり、正確な発祥はわかっていない。
俗説によると、調理の際に出る音がちゃんちゃんという、お父ちゃんが作ってくれた料理だからちゃんちゃん焼き、ちゃっちゃ(さっさの方言)と料理できるから、といった由来がある。
地元石狩では、昭和初期にドラム缶でこしらえた鉄板の上でシャケと野菜を焼いて食べたという逸話があり、これがちゃんちゃん焼きのルーツになったという説もある。
ちゃんちゃん焼きの作り方は非常にシンプルなのだが、それがなぜか後をひくうまさなのだ。
具材はシャケ、玉ねぎ、キャベツ、にんじん、なすなどの野菜と、味噌と味醂、砂糖、バターを加えて一緒に炒めて食べるのだが、北海道で取れる具材はどれも味わい深い。
石狩は野菜の宝庫で、とれたての野菜とシャケで作ったちゃんちゃん焼きはまさに北海道を代表する名物と言っても過言ではない。
札幌でもちゃんちゃん焼きが味わえるのだが、やはり発祥の地石狩で食べるちゃんちゃん焼きは一味も二味も違うので足を運んで味わってみてほしい。
ちゃんちゃん焼きが味わえる石狩の名店とオススメメニュー
本場石狩でちゃんちゃん焼きを体験したいなら、おすすなのがザ・吉岡だ。
吉岡ではちゃんちゃん焼きを初め、北海道のうまい海鮮料理が楽しめる体験型施設としても有名である。
吉岡のちゃんちゃん焼き体験は、本場石狩の豪快なちゃんちゃん焼きが自分で体験できる。
ちゃんちゃんやきの作り方を学ぶことで、自宅でもちゃんちゃん焼きが楽しめるようになるのだ。
ザ・吉岡ではちゃんちゃん焼き以外にも石狩鍋などのメニューがあり、石狩地方で食べられている郷土料理が手軽に味わえ、しかも体験できる貴重な店だ。
ステーキも一緒に食べたいなら、茨戸ガーデンがオススメだ。
大人数にも対応できる大広間を備えており、焼肉やジンギスカンも楽しめるスポットである。
ちゃんちゃん焼きと合わせてステーキやジンギスカンを注文すれば、ボリューミーな食事にお腹もいっぱいになること間違いなしだ。
北海道の大自然で育まれた具材を使った料理は、何度でも訪れたくなるほどの魅力がある。