金沢城公園を散策しながら桜を楽しむ

多くの史跡と桜が楽しめる金沢城公園

国の指定の史跡として美しい景観を広げるのは石川県の金沢上公園だ。
そこにそびえる金沢城は加賀藩のシンボルである。

当時の建物はほとんど火災で消滅してしまったが、2001年の再建で古文書をもとにそこにそびえていたであろう櫓や建物が忠実に再現されることになった。
まさに金沢の風情と歴史文化を体験できる文化遺産といえるだろう。

また公園内には多くのソメイヨシノが咲き乱れることも観光客を聞きつける理由のひとつだ。
散策はもちろん歴史を堪能できる金沢公園の楽しみ方について触れてみたい。

金沢城公園の桜を満喫する

金沢城跡は石川県のシンボルであり、多くの観光客が訪れる観光地のひとつだ。
そ子に咲く桜は見物で多くのソメイヨシノと史跡を見ながらの散策が楽しめる。

その本数は約400本というからあたり一面がピンクに染まることは間違いなしといえる。
すぐ隣には有名な兼六園もあることから、このあたり一帯を春先に訪れれば壮大な桜の景色と歴史を存分に楽しめることになるだろう。

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓がシンボル

公園内には昔ながらの櫓がひときわ目を引く。その外観も感嘆するもんだが内部も昔の建築方法を再現した立派なものである。
3層の菱櫓と橋爪門続櫓を2層の五十間長屋でつなぐ形のこの建築物は戦の時に二の丸を防御するために設置された建築物だ。

菱櫓と橋爪門続櫓は物見台として利用され、五十間長屋は武器等を収めておく倉庫として使用荒れていたようだ。
この3つの建築物からなる施設には石落としや格子窓がついていることからここから攻撃をしていた様子がうかがえて趣がある。

さらに復元されたかつての建築物の中には有料でホールとしての利用することもできる。
歴史と当時を感じながらの散策や利用は時が経つのを忘れるほど充実した物となるはずだ。
またそれらの建築物を通して観る桜も必見である。

休憩に選びたい玉泉庵

櫓が目立つ金沢公園は広く清潔感があり、散策には最適な場所だ。
その休憩ところに選びたいのは玉泉庵である。

ここでは抹茶をいただきながらゆっくり歴史に思いをはせることができるだろう。
江戸時代は庭の管理をする役所として使われていた場所を玉泉庵として休憩所にしてある。
その室内からは多様な石垣がある庭園が広く一望できるから、休憩にはもってこいの施設といえる。

また週末の夜間はライトアップもされており、日中とは違う庭園を楽しむこともできるし、季節になればここからの夜桜は見ごたえがある。
このように金沢城公園では散策で歴史を堪能することはもちろん、建築物や風景を通した風情のある桜を楽しむことも大変有意義な時間の過ごし方といえるのだ。