札幌の奥座敷と知られる温泉街「定山渓温泉」

美しい渓谷と古き歴史を持つ札幌の奥座敷「定山渓温泉」

札幌中心部から車で南に1時間ほど走ると札幌の奥座敷と呼ばれる定山渓温泉が見えてくる。
定山渓といえば白糸の滝や湯の滝など、美しい景勝地があることでも知られるが、この地に素晴らしい名湯があるのだ。
定山渓温泉は修行僧であった美泉定山があるとき、傷ついた鹿が湯に入り傷をいやしているのを見て、そこに湯小屋を建てたことから始まったといわれている。

季節によって姿を変える景色、自然の中でのんびりできる宿が多く、都会の喧騒に疲れた人にはうってつけの温泉場となる。
またこの定山渓温泉には様々なアクティビティを楽しめるスポットも多く、実は若い世代にもおすすめできるエリアなのだ。
乗馬、テニス、パークゴルフ、もちろんスキーも楽しめるし、変わった所では豊平川を滑るように進む楽しさがあるラフティングなどもある。

3本の自家源泉を持つ「定山渓第一寶亭留・翠山亭」

ホテルではなく「寶亭留(ほてる)」としたのは、心に寶(たから)が留(どどまる)亭(やかた)という意味を持たせているという。
「定山渓第一寶亭留・翠山亭」は、1957年に開業し今に至る歴史ある温泉宿だ。

この宿では豊平川の河床から湧き出る3本の源泉をもっており、様々な成分が豊富な3つの源泉を独自にブレンドした湯を利用できる。
大浴場は広々と天井も高く、ジャグジーやサウナなど施設も充実しているので幅広い年齢層で楽しめるだろう。

この宿には離れの湯屋「森之湯」もあり、自然に囲まれながら入る湯は最高だと評判になっている。
木々が風に揺れる音や小鳥のさえずりをバックに入る温泉は格別だ。
離れの湯は宿泊客専用の湯なので、のんびりと静かに入浴できるのも魅力がある。

ぬくもりの宿ふる川で心からホッとできる時間を堪能

今時の温泉施設のように珍しい施設などはないが、心と体を思いきり開放して癒しの時間を堪能できる宿、それが「ぬくもりの宿ふる川」だ。
1階にある「森に憩う月地の湯」は、定山渓の岩や石、滝などを表現した自然を感じる温泉となっている。
一見すると荒々しさも感じるが、冬は窓から雪景色を見ることができ、自然の中に一体となっているような気分になるだろう。

花天の湯は、定山渓の四季の移ろいを眺めているようなイメージで作られている。
露天風呂は春には花見を、夏には目にまぶしい新緑を、秋には真っ赤に燃える紅葉を、冬は静かに降り積もる雪景色を連想させ、まさしく定山渓の四季を堪能できるのだ。

最上階には着衣スパがあるので裸で風呂に入るのが苦手な海外の方や、若い世代でも気兼ねなく利用できるだろう。
体が不自由な方も介護が必要な高齢の方も、家族と一緒に湯を楽しんでほしいという配慮がある。
湯着が用意されているので、家族みんな一緒に楽しめる自由度の強い温泉もこの宿の大きな魅力となっているのだ。

アクティビティを楽しんで湯につかりおいしい料理を堪能できる温泉場

定山渓温泉は名湯がありアクティビティも楽しめるし、景色も堪能できる
冬になると定山渓三笠スキー場がオープンするし、ワイン好きな人にはワイナリーもある。
乗馬を楽しんだり、札幌し定山渓自然の村で四季折々の植物や花々を楽しみ、動物たちと触れ合うことも可能だ。

川ではカヌーなどを楽しめるので、思いきりアクティビティにアウトドアを楽しんで、ゆったりと名湯につかり、おいしい料理を食べるという旅も素敵だろう。
カップルでも家族でも、仲間同士の旅行でもおすすめできる温泉場だ。

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